重度のアトピー 治るまでの体験記録1
アトピー性皮膚炎は、乳幼児の病気だと 思っていましたが、今は、20人に1人は、アトピーと いわれています。2歳未満の赤ちゃんの場合 食物 発汗 ひっかき 細菌 真菌 環境因子が 原因となりますが 学童 思春期 成人の場合 食物 発汗 かきむしり 細菌 真菌 環境因子のほか ストレスが 関与しやすいようです。
うちみたいに ある日 突然 発症する子もいるみたいです。もともとも あかちゃんのときに発症した アトピーは、10歳 20歳と年齢を重ねると しだいに なおってくる子が、多いとききます。
うちのこどもの 場合 季節の変わり目や、ストレス 夏の疲れが 大きく影響していたようです。最初に発症したのは、耳 顔 わき ひじの内側 ひざの裏側など 曲げる部分に症状が 見られました。乳幼児の場合 頭や 顔から 体に 広がっていくことが多く 思春期や 成人（大人）の場合 顔 首 胸 背中などの皮疹が 見られるようです。
赤い発疹 紅斑（こうはん）の後 でこぼこ 盛り上がった発疹 丘疹（きゅうしん）が見られました。ちなみに じくじくした赤い発疹を湿潤性紅斑と呼び 盛り上がった発疹に加え、じくじくと液体が出る炎症を 漿液性丘疹（しょうえきせいきゅうしん） と呼びます。
重度のアトピー 治るまでの体験記録2
見えない部分 下腹部に 湿疹が 広がっていきました。寝ている間に ひっかかないように 爪を切り 薄い ガーゼで 覆っていました。ガーゼを とめる テープかぶれも 起こしてしまいました。息子は、見られない場所だから ガマンする・・と 言っていましたが、小学生とは いえ やはり 見える場所に ブツブツの発疹が できるのは、辛いことのようです。
男の子でも からかいや いじめになりやすいみたいなので、息子は、周囲の お友達に 恵まれていて良かったと思いました。
| 軽症 | 経度の皮疹 |
|---|---|
| 中等症 | 強い炎症を伴う皮疹 |
| 重症 | 強い炎症を伴う皮疹（体の10%〜30%未満） |
| 最重症 | 強い炎症を伴う皮疹（体の30%以上） |
乳児の場合は、2ヶ月以上、それ以外は、半年 症状が 続く場合 アトピー性皮膚炎と診断されます。脂漏性湿疹とも 単純性痒疹 疥癬 皮脂性欠乏性湿疹 手湿疹 魚鱗癬（ぎょりんせん）とは、異なります。
重度のアトピー 治るまでの体験記録3
アトピーの症状は、赤み（紅班）から ぶつぶつした 丘疹 小さな水ぶくれ （小水疱） 膿疱（膿のみずぶくれ）を 経て じくじくした 湿潤 → 痂皮（かひ）そして 表皮角質層の皮膚が 薄い断片となって ぽろぽろ はがれ落ちる 落屑（らくせつ）が見られ 治っていきます。
子供の 体の状態を 把握するために カメラで撮影していたら ブツブツ丘疹 → じくじく 湿潤 → 皮膚が はがれて というパターンが 大半でしたが 部位によっては、治ったと思ったら ぶり返す・・ステロイドは、どの程度まで 塗るべきか、非常に 悩みました。
また 皮膚が 剥がれ落ちたから 治った！と思ったら 実は、しつこく ぶりかえしているというか ごつごつした 苔癬化（たいせんか）していることもありました。苔癬化（たいせんか）は、首、ひじの内側、ひざの裏側などに出やすく、おしり、おなかなどにも 見られます。
重度のアトピー 治るまでの体験記録4
アトピーは、保湿が大切です。だから 脱ステロイド派の お母さんは、ステロイドを 塗るのを 止めてしまいます。そして すぐに スキンケアに 走ってしまうのですが、結論から 書くと 保湿だけでは、なんとも なりません！だからといって ステロイドだけでも なんとも なりません。
痒みや 赤みなどの炎症が ある場合、まずは、ステロイドで ある程度まで 治して ステロイドを 卒業していくのが、正しい 脱ステロイドだと 思います。治った と思っても くすぶっている場合があることは、知っておかないと いけません。アトピーが 皮膚の下で くすぶっている限り クリームやローションで 急激に保湿 をしても 痒みや湿疹が ぶり返すことが 多いのです。
もし 保湿を 考えるのであれば 入浴剤を 変えてみるのも よい方法です。
